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鳴子(なるこ)は音を出す道具のひとつ。もともとは引板(ひきいた、ひいた、ひた)と呼んだ。「鳥威し」(とりおどし)の一種。地域や時代によって、ヒタ、トリオドシ、ガラガラなど様々な呼称がある。 == 概要 == 穀物を野鳥の食害から守るため、鳥を追い払う目的で使われてきた道具である。木の板に数本の竹筒や木片を糸で吊るしたものを、田畑の中に設置する。木の板には長い縄をつけて、家や樹木の陰などまで引いてくる。この縄を田畑と離れたところにいる人間が引くと揺れ、竹筒や木片が木の板に当たって音が鳴る。この音で鳥獣を脅かし追い払う。 これの番をして田畑に鳥が来たら鳴子を鳴らす人を「鳴子守」(なるこもり)、「鳴子引」(なるこひき)、「鳴子番」(なるこばん)といった。同じ仕掛けのものを縄をつけずにただ棒の先に付けたものもあり、こちらは「鳴竿」(ナルサオ)といい、これは人が手に持って鳥を追うものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鳴子 (音具)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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